工務店とリフォーム店の違い

以前は、家の修理と言ったら工務店に依頼することが普通で、リフォーム店は存在すらしていませんでした。
３０年ほど前からリフォーム店を名乗る会社や店が増え、広告や派手な看板で目立つので、家の修理もリフォーム店に依頼する人が多くなりましたが、それと比例するようにリフォームトラブルも増え、とんでもない工事がなされている家を目にすることが多くなりました。
今回は、主観ではありますが、工務店とリフォーム店の違いを解説します。

リフォーム店は誰でも始められる！

建設業を営み、請負う者は、「建設業の許可を受けなければならない」（建設業法・建設業許可）といった法律があります。しかし、工事１件の請負代金の額が５００万円未満（税込）、建物の新築や面積が１５０平方メートル以下の木造住宅の場合は１５００万円未満（税込）の場合は「軽微な建設工事」として許可を受けなくても請負う事が出来ます。リフォーム工事は、その大半が５００万円以下で収まることから、リフォーム店には、広告を多く出し、派手な宣伝をしている会社でも必要な建設業許可を受けていないところもあります。そのため、少し器用な人や、自身には技術がなくても職人を知っているだけの人がリフォーム店を経営していることが多いです。

工務店は、家を建てられないと名乗れない

工務店は、基本的に建物の新築ができますので、建築一式の建設業許可を受けています。建設業許可を受けるには必要な資格保有者が所属していなければならないので、建築一式の許可は国交省が管轄する建築に関する資格がないと得られません。いくら一級でも○○技能士では、家を建てられる許可が下りないです。ただし、専門工事業の場合は技能士がいればその業種の建設工事業許可を得ることが出来ますが、専門工事業の建設業許可では、その工種のみの許可なので新築工事は請けることが出来ないです。
なお、当社は、建築一式はもちろんのこと、その他のリフォームに必要な専門工事業の建設業許可を受けています。

裏をかく業者も・・・

リフォーム業者の中には、社長は何も資格がないが、若い二級建築士などを雇い、建築一式の建設業許可を得ている会社もありますが、建設業における二級は・・・一級の補助者的なポジションであり、昔からの方で二級を取っただけで長年仕事をしている人であっても、知識不足であることも少なくないので、若い人であると、ほぼ役には立たないものが多いです。この人材不足の建設業界で花形の建設会社に勤務をせず、リフォーム会社に就職している時点で察してください。それなりです。

比較、工務店（当社）とリフォーム店

最後に、工務店（当社）とリフォーム店の違いを一覧としましたので、ご覧ください。