テレビでは逮捕の報道もありますが、報道されないリフォーム詐欺の被害が急増しています。
「そんなの騙されるわけないwwww」と思われるかもしれないですが、実に多くの方が騙されたり、騙されそうになっています。被害者は高齢者が多いですが、まだ50代の方も騙されそうになった事案もありますので、注意をしてください。
また、ビックモーターの事件に代表されるように、大手を振って営業している会社が、実は詐欺行為をしているといったことが多発しています。派手な広告が出来るのは、大きくお金をだまし取っていたからだとも言われていますので、同様の特徴がみられる会社には特に注意してください。気付かずにリフォーム詐欺の被害にあっている人は少なくありません!
リフォーム詐欺の例
リフォーム詐欺はいくつかの形態がありますので、ご紹介します。
①「屋根がおかしいですよ」
近くで工事をしていて、たまたま屋根瓦に問題があるのを見つけたといってやってくる者は間違いなく詐欺です。「今直しておけば大事にならないです。ついでだから5,000円で直しますよ。」と親切を装いますが、これを真に受けて、屋根に上げると大変なことになります。「他にも問題があった」として高額な工事代金を請求されたり、故意に屋根を壊されたりします。このように言ってくる者は100%詐欺と思ってください。この詐欺は前橋市内でも急激に増えています。
②トイレの修理
ネットやマグネットで入って来るトイレの修理の広告をみて、安いからと依頼すると大変なことに・・・。
「トイレのトラブル8,000円」という広告を見て、依頼したら、来てみるだけで8,000円で、その他に工事代が掛かったというのが昔からの手口で、某大手水道トラブル対応フランチャイズ店でもやっていたやり口です。最近は、もっと巧妙な手口になっています。非常に低い価格(3000円とか)でトイレを直すという広告を見て頼むと、「もう便器が寿命なので、交換しないと直りません。」と言われます。便器の交換も「安いかな」と思えるぐらいの金額なので、ついつい頼んでしまう人が多いです。しかし、これが詐欺業者の手口です。いざ便器を外すと「これは排水管迄傷んでいるから、追加で排水管を直す工事が必要です。」といって非常に高額な料金(50万円や100万円とか)の提示がされます。大抵の場合は、便器が外されたままにされるのも困るので、依頼してしまうのですが・・・・排水管の工事はなされないでお金だけ取られるということもあります。しかし、逆に排水管を少しでも直していると金額の高い安いだけの問題になるので、詐欺として訴えることも難しくなります。
③火災保険が使えますよ
外壁塗装や屋根の葺き替えに火災保険が下りるといってやってくる詐欺です。雹などで損傷したことにして請求をすれば保険が下りるので、手続きまで手伝ってくれるというのですが、最近は調査が厳しく、ありもしない被害には保険が下りることはまずありません。
詐欺師は保険が下りることを前提に話を進め、高額な工事契約をして先に工事を行ってしまいます。そして詐欺師は、保険が下りるか下りないか分からないうちに契約通りの金額を集金します。後に保険が下りない事が分かってもあとの祭りになってしまいます。余談ですが、その様な詐欺師の行う工事は工事品質も低いです。
④「高評価」の会社です
Googleなどにある「評価」。☆がいくつとPRしている会社もありますが、建築やリフォームでやたらと多い場合は注意が必要です。その様な評価を売る会社から弊社にもDMが来ますが、☆の数も、高評価の書き込みも、いずれも買うことが出来ます。
一般的な日本人の心理としては、満足しても他人に伝えようとは思わないというのが大学の研究結果でもあり、逆に不満であると評価に書きこむ傾向が強いそうです。建築やリフォーム店の場合、評価を見て低い評価の書き込みを読むと、実態が分かるとも言われていますので、気を付けてみてください。あまりにも評価が高く、良い書き込みばかりの会社は、ステルスマーケティングを行っていると考えられえます。